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公務員試験において間違われがちなこと五選

公務員試験においては、インターネット上で情報が飛び交っていますが、玉石混合であるため注意が必要です。この記事では、巷で誤って認識されがちなことを五つ取り挙げて紹介します。

かつを

もともとSNS等で誤っている(と私が考える)情報が流布されていることが、サイトの設立に至った理由の一つでもあります。

目次

教養試験と専門試験の1点の重みは「1:2」である。

たとえば国家一般職試験においては、受験案内において教養試験の配点と専門試験の配点はそれぞれ「2/9」、「4/9」となっており、専門試験の1点は教養試験の2点分に相当すると言われることがありますが、これは誤りです。国家一般職であれば、標準偏差にもよりますが、例年、専門試験の1点は教養試験の1.5点程度に相当します。また、国家総合職や国家専門職等では、実質的には専門試験の1点と教養試験の1点の重みがほぼ同じであるという試験種目もあります。

詳細は以下の記事をご覧ください。

公務員試験は筆記(面接)試験重視である

公務員試験は筆記試験重視であるという声を聞くことがあります。一方で、面接試験重視であるということも聞くことがあります。何が真実か疑ってしまうような状態ですが、この問いに対する正しい答えは「試験種による」ということに尽きます。たとえば、大まかな傾向として国家総合職及び国家一般職は筆記試験重視であるのに対して、地方上級では面接試験重視となっています。

実際に、各試験種において筆記試験(または面接試験)がどれほど重要視されているかを序列化した記事がありますので、よろしければご覧ください。

筆記試験で時間が足りない場合、すべて「3」をマークする

筆記試験で時間が足りず、まったく見当もつかない問題に対しては、すべて「3」をマークすれば良いといった言説があります。(言う人によっては「3」ではなく、「4」とか「5」だったりします。)これは全く非科学的です。この場合に、合理的に期待値を最大化するための回答の仕方として、次のことを提唱しています。

  • 試験当日に問題を解ききれなかった時には、既に回答している選択肢について、「1」~「5」の回答番号のそれぞれの数を数えて、そのうちで最も登場回数が少ない回答番号ですべて回答する。

詳細は以下の記事をご覧ください。

まずは出題数の多い数的処理の対策から取り組む

公務員試験の筆記試験で一番最初に数的処理に取り組むべきといった声もありますが、個人的には推奨していません。最初に取り組むべき科目は、受験志望先にもよりますが多くの場合「憲法」等の主要な専門試験科目です。そもそも、数的処理という科目の対策に時間をかけすぎることが得策ではありません。巷では大々的に数的処理の対策に注力すべきと謳われていることがありますが、まずは専門試験科目に注力すべきです。国家総合職を含め、最低限の努力で公務員試験の合格を果たすのであれば、数的処理の対策の時間はほぼ要らないとさえ考えています。

一例として、私が受験生だった際の勉強時間を公開していますので、よろしければご参考までにご覧ください。

国家一般職は必ず住んでいたことのある地域区分で受験する

国家一般職の行政区分については、北海道から沖縄に至るまで、多数の地域区分から一つを選んで受験することとなります。ここで留意すべきことは、地域区分によって難易度に大きな乖離があるということです。一方で、複数の地域区分から官庁訪問を受け付けている官庁も多くありますので、あえて難易度が低い地域区分を選択することは受験戦略としてクールです。私も、受験生時代には自身の出身地でもなければ大学所在地等でもない地域区分で受験し、内定を手にしています。

詳細は以下の記事をご覧ください。

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