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私が公務員試験(行政系)に合格するまでに使ったテキスト・過去問集等を紹介します。

この記事では、私が現役受験生として初めて公務員試験に臨んだ時に使用したすべてのテキスト(過去問集等)を紹介します。

私は、公務員試験で使用したテキストに愛着が湧いてしまい、その多くは今も取っておいています。最初に公務員試験を受けたのは10年近く前になるので、私が使用したのは最新版ではありません。例えば、「スー過去」では現在は第7、8版が出版されていますが、私の使用していたのは主に第4版のものです。とはいえ、版数が違ったからといって内容に大きな違いはありません。この記事を執筆するにあたって、ジュンク堂で最新版も確認しましたが、何年経っても公務員試験の王道を往くテキストの内容に大きな変化は無いのだと実感しました。

また、書籍の名称には変化があるものもあり、以前から公務員試験対策の王道の1つであった「クイックマスター」は、現在は「過去問解きまくり!」と名称が変更されていますが、内容にはやはり相違はありません。

また、公務員試験における出題の傾向についても、ここ10年で大きな変動はあったとは感じていません。民法でいえば債権や時効制度に改正がありましたし、憲法でいえば裁判権の限界について判例変更がありましたので、それに伴う個別的な内容の変更はあれど、全体の傾向に変化は感じません。

総じて、10年経っても公務員試験対策の根本的なあり方は変わらないと考えています。

それでは、前置きが長くなってしまいましたが、以下、本編となります。

目次

受験先

当然ですが、使用するテキストは受験先によって大きく変わってきますので、テキストの紹介に先立ち、一つのモデルとして、新卒(大学学部4年)時の私の受験先を紹介します。

  • 国家公務員総合職(大卒・法律)
  • 国家一般職(大卒・行政・東海北陸)
  • 特別区Ⅰ類(事務)
  • 政令市(行政系・大卒程度)
かつを

以上の受験先のいずれについても、半年かけて以下のテキストを習熟することで筆記試験の合格に至りました。

専門試験関係

専門試験に関連して使用したテキストです。なお、実際にはもちろん同時並行で進めていますが、一応、着手した順番に並べているつもりです。また、書籍の名称が当時と現在において変更されている場合は、現在のものに準拠しています。

専門試験関係
  • 過去問解きまくり! 憲法 (東京リーガルマインドLEC)
  • 郷原豊茂の民法 (1) 新・まるごと講義生中継 (郷原豊茂)
  • 過去問解きまくり! 民法Ⅰ (東京リーガルマインドLEC)
  • 過去問解きまくり! 行政法(東京リーガルマインドLEC)
  • 試験攻略入門塾 速習! ミクロ経済学 (石川秀樹)
  • 試験攻略入門塾 速習!  マクロ経済学 (石川秀樹)
  • 新スーパー過去問ゼミ ミクロ経済学 (実務教育出版)
  • 新スーパー過去問ゼミ マクロ経済学 (実務教育出版)
  • 新スーパー過去問ゼミ 政治学
  • 新スーパー過去問ゼミ 財政学
  • 新スーパー過去問ゼミ 社会学
  • 公務員試験 行政5科目まるごとパスワード(高瀬淳一)

①については、私は法学自体が初学でしたが直接過去問集に挑戦することとしました。最終的に5周以上しています。
②は初学から民法Ⅰの学習を始めるにあたって、導入用に1週だけしました。
③については、②の後に開始して、最終的に5周以上しています。
④について、行政法は憲法、民法を経た後であれば導入書なしで過去問集に取り組んで良いと思います。私は最終的に5周以上しています。
⑤、⑥については経済学の導入のために一読しました。
⑦については、⑤を一読した後に5周以上しています。
⑧については、⑥を一読した後に5周以上しています。
⑨、⑩、⑪については、いずれも4周以上しています。
⑫については、特別区の行政学の対策として、行政学に部分のみ、試験直前に一読した程度です。

以上のとおり、過去問集としては、法学系科目については「解きまくり」(以上の①、③、④)を使用しています。法学系科目で「解きまくり」を採用したのは、過去問の前に設置されているレジュメページの使い勝手が良いためです。民法においては私は導入書(以上の②)を用いましたが、憲法、行政法であれば法学初学者でも「解きまくり」のレジュメページを読んだ上で過去問を解けば、1冊で勉強が完結します。

一方、経済学系科目については、クイックマスターよりも「スー過去」(⑦、⑧)の方が解説が丁寧であり、また、問題が列挙された後に解答が列挙される形式が自分に合っていると感じたため、過去問集としては「スー過去」を採用しました。暗記科目としての法学系科目の場合は見開きで一問一答形式になっている「解きまくり」で問題が無かったものの、一問ずつ時間をかけて理解し、問題を解く作業が生じる経済学系では、問題の近くに解答が配置されていると使い辛いと個人的に感じたのでした。

その他学系科目(政治学等)については、理解というよりも暗記が主になってくると思います。過去問集として「解きまくり」、「スー過去」のいずれも試験突破にあたって十分な情報が掲載されており、どちらを使うかは好みによると思います。私は特に政治学・社会学についてはレジュメページがよく整理されていると感じて、「スー過去」(⑨、⑩、⑪)を使用しました。

ちなみに、民法Ⅱに関するテキストが無いのは単純に時間が無かったことから科目ごと捨てているためです。対策するのであれば、民法Ⅰと同様に「解きまくり」(当時はクイックマスター)を使用していたと思います。私は民法Ⅱには手をつけませんでしたが、それでも国家総合職法律区分を含めすべての試験種を合格することが出来ました。

教養試験関係

教養試験対策として使用したテキスト類は以下のとおりです。

教養試験関係
  • 公務員試験 速攻の時事 (資格試験研究会)
  • 過去問解きまくり! 数的推理・資料解釈 (東京リーガルマインドLEC)
  • 過去問解きまくり! 判断推理・図形 (東京リーガルマインドLEC)
  • システム英単語(駿台文庫)

ほかに、人文科学、社会科学の「過去解き」は持っていましたが、全試験対策を通じて部分的にチラ見した程度でしたので、ここには含めませんでした。

①の速攻の時事は全公務員試験受験生のとっての定番です。すべて暗記したわけではありませんが、重要箇所にマーカーを引いて3周ほどしました。別冊として問題集形式のものも売っていますが、スタンダードなテキスト形式のもののみで十分だと感じました。
②、③は数的処理の対策のために使用しました。使っていくうちに自身で苦手だと判断した部分は捨てるようにして、飛ばしつつ進めた結果、全体の半分以下の問題しか解いていなかったと思います。しかし、学習すると決めた半分の部分については、2~3周しました。
④は大学受験の時に使用していた英単語帳です。試験直前に1周したのみです。システム英単語は語彙数によりバージョンがありますが、私が用いたのは2,000語が掲載されているものです。ただし、必要を感じなかったため1,500語辺りまでしか確認しませんでした。

その他

その他に使用した書籍は以下のとおりです。

その他
  • 論文マスター (東京リーガルマインドLEC)
  • 公務員試験受験ジャーナル(受験ジャーナル編集部)

①は、恐らくLECの公務員試験講座の本科生が使っているテキストで、当時フリマアプリで中古で購入したものです。論文試験の答案例が載っているため、それを参考にしていましたが、今思えば不可欠なものではないと思います。
②については公務員試験の情報誌で、気分転換に読んでいました。昨今は対策に必要な情報はネット上で十二分以上に拾うことが出来るため、こちらも必読のものではないと思います。

まとめ

  • 使用したテキスト・過去問集は以上のとおり。
  • 使用したテキスト・過去問集は、専門試験対策に係るものが多くを占める。
  • 専門試験対策に係る主要な過去問集はすべて4~5周以上している。

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