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新規採用の公務員が最初の勤務日までに買っておくべきもの

たまに頂く質問ですが、内定後、最初の登庁日までに何を準備しておけばよいかと聞かれることがあります。これに一言で答えるとすれば、「民間の新社会人と変わりない」ということになります。

かつを

私が関わった公務員試験合格者の中には、「公務員として必要だと思ったから六法全書を買った」という方がいらっしゃいましたが、そこまでする必要はまったくありません(笑)。

この記事では、具体的に、入庁までに購入しておくべきものを列挙することとします。

目次

スーツ、ワイシャツ、靴下

まずは、衣服類ですね。何がどれくらいあればいいかについてですが、以下のとおり準備しておけば問題ないでしょう。

  • スーツ:ジャケットとパンツのセットを二種類(うち一種類は就活用のもので可)
  • ワイシャツ:とりあえず長袖を5つ。必要なら半袖のものも5つ。
  • 靴下 :最低でも5足。

スーツについては、このサイトでも記事にしていますので、よろしければそちらをご覧ください。

また、ワイシャツ(長袖)については、アイロンやクリーニングをしなくとも、家庭用洗濯機にかけて干すだけで完全に形状が回復するタイプのものが望ましいです。それを5つ準備しておけば万全です。女性ならともかく、男性の場合は、ある程度高くとも、このように機能性が高いものを最初から購入しておいた方が節約になります。私の場合、新卒で入庁する際にはるやまの「i-Shits」シリーズを5枚揃えましたが、いずれも5年以上は使い続けたと記憶しています。「i-Shits」は本当に社会人生活のQOLが一気に向上するアイテムなので、胸を張っておすすめできる商品です。

また、夏用のシャツについては、クールビズが強く推進されている役所の場合には半袖ワイシャツではなくポロシャツを着る頻度の方が高いということもありますので、入庁後に周りの様子を見てから購入するのがよいでしょう。

靴下については、わざわざ記すほどのことでもありませんが、男性のビジネス用の靴下はどこで買っても同じようなものなので、一つのお店で5種類をそろえてしまうのがおすすめです。複数のお店に跨って買った場合は、洗濯した際に判別がつきづらくて厄介なことがあります(笑)。

名刺入れ

公務員に限らず、新社会人には名刺入れが必要になります。どのようなものを買えばよいかといった問題がありますが、基本的には華美すぎないものであれば何でもよいです。迷う場合は、下の写真のような、黒色の革製のものを購入しておけば間違いありません。

ただし、地方公務員の場合、配属される部署によっては名刺(入れ)を使う機会が無い場合もあります。たとえば戸籍住民課や福祉系部署のような、直接住民とやり取りをする部署では、名刺を交換する機会が乏しく、職員が名刺を持っていないということも往々にしてあります。とはいえ、より長い目でも見れば、いずれは必要になる機会が訪れますので、最初の入庁日までに買っておくのがベターです。

印鑑

ハンコレスがこれだけ推進されてはいますが、ほとんどの役所では、未だに印鑑を押す機会が発生する状況にあります。役所にもよりますが、基本的に印鑑は支給されないことが多いですので、自身で調達されておくことをおすすめします。買っておく場合は、100円のものでいいので「認印」と、「シャチハタ」の二種類を準備しておくと万全です。

ちなみに、真面目な学生さんで、入庁までに実印(五千円くらいする角形のハンコ)を準備されてらっしゃる方がいらっしゃいましたが、自身の実印は仕事で使う機会は一切ありませんので、不要です。

腕時計

腕時計も必要です。新卒の公務員であれば1~5万円前後のもので十分です。デザインはスポーティ過ぎないものの方が良いと思います。腕時計に興味がないという方であれば、SEIKOやシチズン、カシオ、オリエントの時計が無難です。ただし、言うまでもなくG-Shockのようなゴツい時計は公務にそぐわないです。

注意したいのは、特に地方公務員の場合は、行政の区分で入庁したとしても、生活保護のケースワーカーのような様々な現場に出向く機会がある部署に配属される可能性があるということです。そういったことからも何十万円もするドレスウォッチ等はそぐわないので、注意すべきです。

「買う必要がないもの」

逆に、買う必要がないものは何でしょうか。筆記具、のり、ハサミ、電卓等の基本的な文房具類についてはそれぞれの役所にて備蓄があるはずですので、自身で買う必要はありません。

A4のノートも基本的に役所にあるので持っていく必要はありませんが、スケジュール帳は備えてある役所は少ないはずですので、自前で準備しておいた方がベターです。Outlook等、アプリで管理できるという方もいらっしゃるかと思いますが、紙媒体のスケジュール帳は、「少しだけ課長席に呼ばれた場合」等のように、ちょっとしたタイミングに用いるメモ帳としても使えますので、一応持っておくに越したことはないというのが私の考えです。

また、マニアックな点ですが、パソコンのマウスについては、実は役所によって扱いが異なります。備品や消耗品として各役所で備えているところもあれば、各職員が自前で買わなければならない場合もあるのです。入庁初日に周りの様子を見てみて、それ以降に、必要であれば購入(または自身のものを持参)すれば問題ありません。

ビジネス用バッグについては、最初は就活で使用したバッグを用いて、しばらくしてから周りに合わせて何かしら購入すれば大丈夫ですので、事前に新たに買う必要は無いと考えます。華美なものでなければ、リュックで通勤している人も多いです。

また、現場作業で使う作業服や、防災服、防災用ヘルメット等についても、必要であれば各役所から支給されるはずです。

まとめ

最後に、以上を整理して、入庁日までに買っておくべきものをまとめると、次のようになります。

  • スーツ、ワイシャツ、仕事用靴下
  • 名刺
  • 印鑑(認印とシャチハタ)
  • 腕時計
  • スケジュール帳

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