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【国家一般職、特別区、市役所】筆記試験対策に使用すべきテキストのまとめ

公務員試験は、難易度は少し上がりますが独学でも合格を果たすことが可能な試験です。ただし、その場合には正しく戦略を練ることが肝要です。そのうちの一つとして、テキスト(参考書・過去問集)の選択があります。

この記事では、主に独学で公務員試験に合格することを目指している方に向けて、ゼロから合格するために必要なテキストを紹介します。

公務員試験は、試験種によって出題される科目が大きく異なります。どのようなゴールを設定するかによって必要なテキストも大きく異なりますが、大卒の場合で最も多いのは、「県庁、市役所、特別区等の地方自治体と、国家一般職を併願」するというパターンではないでしょうか。法律系科目と経済系科目をいずれも勉強した上で幅広く受験して、内定を得ることを優先に考えるパターンです。この記事では、このようなパターンの場合に必要となるテキストとして、以下のものをオススメします。

目次

① 必ず学習したいもの

まずは、必ず学習しておきたいテキストとして、以下のものが挙げられます。

必ず学習したいもの
  • 過去問解きまくり! 憲法 (東京リーガルマインドLEC)
  • 郷原豊茂の民法 (1) 新・まるごと講義生中継 (郷原豊茂)
  • 過去問解きまくり! 民法Ⅰ (東京リーガルマインドLEC)
  • 過去問解きまくり! 民法Ⅱ (東京リーガルマインドLEC)
  • 過去問解きまくり! 行政法(東京リーガルマインドLEC)
  • 試験攻略入門塾 速習! ミクロ経済学 (石川秀樹)
  • 試験攻略入門塾 速習!  マクロ経済学 (石川秀樹)
  • 新スーパー過去問ゼミ ミクロ経済学 (実務教育出版)
  • 新スーパー過去問ゼミ マクロ経済学 (実務教育出版)
  • 公務員試験 速攻の時事(資格試験研究会)

とにかく、主要5科目である憲法、民法、行政法、ミクロ経済学、マクロ経済学の着実な学習に主眼を置いた構成です。最終的に5つの科目の過去問集(過去問解きまくり又はスー過去)をそれぞれ5週くらいできれば十分です。受験生の基礎学力や運にもよりますが、以上のテキストをこなしただけでも、合格することは不可能ではありません。

なお、過去問解きまくりとスー過去のいずれを使用しても構いませんが、個人的には、法律系科目は過去問解きまくり、経済系科目はスー過去をオススメしています。

民法、ミクロ経済学、マクロ経済学については難易度が高いため、以上のように、導入書を挟んでから過去問集に取り組むとスムーズです。

なお、以下の記事でも触れていますが、数的処理については、主要5科目に比べれば重要度は劣ります。したがって、「どこかから一つ以上内定を得られればよいので、コスパ重視で合格を目指したい場合」には必須ではありません。

また、上掲のうち「公務員試験 速攻の時事(資格試験研究会)」だけは主要5科目とは直接関係のあるものではありませんが、公務員になりたいと思って試験対策をしている人の大半が手をつける書なので、必ず目を通しておくべきです。

② できれば学習しておきたいもの

続いて、上掲のものより重要度は落ちますが、できればやっておきたいテキストとして、以下のものが挙げられます。

できれば学習したいもの
  • 過去問解きまくり! 数的推理・資料解釈(東京リーガルマインドLEC)
  • 過去問解きまくり! 判断推理・図形(東京リーガルマインドLEC)
  • 畑中敦子の数的推理ザ・ベストNEO(畑中敦子)
  • 畑中敦子の判断推理ザ・ベストNEO(畑中敦子)
  • 新スーパー過去問ゼミ 財政学 (実務教育出版)
  • 新スーパー過去問ゼミ 政治学 (実務教育出版)
  • 新スーパー過去問ゼミ 行政学 (実務教育出版)
  • 新スーパー過去問ゼミ 社会学 (実務教育出版)
  • 公務員試験 行政5科目まるごとパスワード neo2(高瀬淳一)

以上です。9冊すべてをこなす必要はありません。たとえば過去問集と畑中敦子シリーズはいずれか一つでよいです。また、いわゆる「学系科目」と呼ばれる科目も、財政学、政治学、行政学、社会学の全てをこなす必要はないので、自身のキャパシティや適性、試験種に応じて取捨選択すべきです。

前述のとおり数的処理の重要度は主要5科目よりも大きく落ちます。数的処理を学習する場合も、主要5科目と異なり、過去問集の中で頻出度が高いとされている問題をチェックしていくような使い方で問題ありません。

また、公務員試験 行政5科目まるごとパスワード neo2(高瀬淳一)については、学系科目の過去問集にまで手が回らないという場合に、頻出項目の知識だけを最速でインプットしたいといった場合に有効な書だと考えています。(逆に、過去問集を完璧にこなしている場合には不要かもしれません。)

③ 時間があれば学習してもよいもの

続いて、更に優先度は落ちますが、時間があれば学習してもよいテキストとして、以下のものが挙げられます。

時間があれば学習してもよいもの
  • 英単語集(大学入試で使っていたものなど何でも可)
  • 新スーパー過去問ゼミ 社会科学(実務教育出版)
  • 新スーパー過去問ゼミ 人文科学 (実務教育出版)
  • 新スーパー過去問ゼミ 自然科学 (実務教育出版)

英単語集については、ターゲットでもシス単でも何でも良いです。大学入試で使っていたものが残っていれば、試験直前に一度流し見しておきましょう。

一般知識の科目、すなわち社会科学、人文科学、自然科学については、かつてはどの試験種においても必ず出題されていますが、近年は公務員試験の受験者が減ってきていることもあり、試験種によっては出題が無いということもあります。志望度の高い受験先の筆記試験においてこれらの科目が課され、かつ時間が余った場合には、三科目のうち自身に馴染みのあるものを流し見する程度でOKです。特に思想・哲学系は出題範囲が狭いので、出題される場合には学習のコスパは高いです。

ただし、繰り返しになりますが、公務員試験の要は専門試験の主要五科目で、次いで時事や学系科目、数的処理等です。時間に余裕があるという人でも、一般知識の過去問集を何度も回して完璧にしようとするのはかえって非効率ですので、ご注意ください。

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この記事は以上です。ご参考までに、本サイトでは以下のような記事も執筆していますので、よろしければ合わせてご覧ください。少しでも参考になれば幸いです。

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