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公務員試験のマークシート試験で分からない問題の答えの決め方

この記事では、すべての公務員試験に共通し、著しく重要なことをお伝えします。

公務員試験は、多くの場合、多肢選択式(マークシート)の試験が課されますが、特に教養試験(基礎能力試験)は、大抵の場合は時間が足りなくなるため取捨選択が必要になります。

今回は、時間が足りず「捨てざるを得ない」問題についてどう処理するかといったトピックを扱います。

目次

Q . 質問です

実際に以下の場面を想像してみてください。

あなたは公務員試験の多肢選択式試験の最中です。40問目まで全て回答しなければならない中、残り時間が2分を切りました。この時点で、以下のとおりまだ回答番号を決めていない(塗りつぶしていない)問題があります。これらは問題の内容を見てもまったく見当がつかず、選択肢を複数に絞ることも出来そうにありません。あなたは、残っている問題について、どのようにして回答番号を決定しますか?

かつを

ちなみに、これは近年の国家一般職試験(行政)の基礎能力試験の問題を、実際に時間を測って解いてみたものです。(私が苦手な空間把握系や、学んだことがない自然科学の問題を残しています。)

A . 答えです

以上の例の場合では、残っている7問について、すべて「1」を選択するべきです。その理由は実は単純で、以上の答案で既に塗りつぶされている選択肢のうち、最も数が少ないのが「1」であるからです。すべての公務員試験に共通して、問題の正答となる選択肢の数字は、分散が小さくなるよう設定されています。すなわち、「1」~「5」までの選択肢が、大体同じくらいの頻度で登場するようになっているということです。

例えば、上の例は国家一般職試験(行政)をモデルにしていますが、同試験では、「1」が8回、「2」が8回、「3」が8回、「4」が7回、「5」が9回、それぞれ正解として設定されています。

かつを

上の例において、実際に残っている7つの選択肢ですべて「1」と回答した場合、7問中3問が正解となるようです。単純に考えれば期待値は1.4(7*1/5)点となるところ、僅かこれだけの工夫で3点獲得できるのは大きいですよね。

何も考えずにとりあえず「3」や「4」を選べばよいといったような言説を聞きますが、これは何ら根拠に基づくものではないので、非合理的で勿体ないです。また、これは自身で解いた問題の正答率が高いほど有効な手法であることも申し添えておきます。

まとめ

  • 試験当日に問題を解ききれなかった時には、既に回答している選択肢について、「1」~「5」の回答番号のそれぞれの数を数えて、そのうちで最も登場回数が少ない回答番号ですべて回答する。

今回はワンポイントアドバイス的な記事でした。単純なのに、案外皆さんが知らないことなのです。小手先のテクニックですが、こういったことも受験戦略としては重要です。

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