今回は、公務員試験対策の予備校、スクールとして、このサイトで強くおすすめしている「アガルートアカデミー」に関する記事となります。
このサイトが公務員試験合格者に対して独自で取材した体験談もありますので、特にこれから公務員試験対策を始めるという方や、独学で公務員試験対策を進めているという方に読んでいただきたい記事となります。

アガルートをおすすめする理由
まずは、「アガルートアカデミー」をおすすめできる理由についてです。次の3点に整理してお話ししていきます。
- 独学より予備校(スクール)活用が望ましい理由
- 通学講座よりオンラインスクールが望ましい理由
- オンラインスクールの中でも特にアガルートが望ましい理由
独学より予備校(スクール)活用が望ましい理由
まず、そもそも公務員試験においては、独学で勉強するか、予備校(スクール)を活用するかといった選択肢があります。この点について私は、予備校(スクール)を活用した方が合格率は高いと考えています。
公務員試験対策は、最終的に、過去問集を何度もこなすという作業に終着します。
しかし、民法等の法律系科目、ミクロ経済学等の経済系科目、数的処理等は独学で理解(インプット)するのは困難です。過去問集に手を付ける前の「理解・インプット」の段階において、予備校等を活用することで、効率的な学習が可能になるのです。
たとえば、国家総合職の場合、環境省等の省庁において、内定者が毎年作成するパンフレットがネット上で公開されておりますが、その中には、公務員試験の対策をどのように進めたかについても触れられています。これを見ると。やはり、予備校等を活用していた内定者が多数派であると見受けられます。また、この傾向は国家一般職や地方公務員においても適用されると考えられます。

現に私は地方公務員(特別区Ⅰ類)と国家公務員(本府省総合職)のいずれにも勤務経験がありますが、採用された同期職員は予備校等を活用していたという人が多数派でありました。
通学講座よりオンラインスクールが望ましい理由
予備校等には、予備校の校舎や大学の教室への通学を主とするもの(通学講座)と、リモートで講座を受講するもの(オンラインスクール)に大別できます。
- 主に通学講座を展開する予備校の例:LEC東京リーガルマインド、資格の学校TAC、伊藤塾、公務員試験予備校EYE
- オンラインスクールの例:アガルートアカデミー、スタディング、クレアール
このように様々な予備校がありますが、通学講座よりも、オンラインスクールの方が望ましいと考えています。コストとしてはオンラインスクールの方が低価であることが多いですが、オンラインスクールが望ましい理由はそれだけではありません。私がオンラインスクールを推奨する理由は次のとおりです。
通学の時間を短縮して、勉強時間や生活に充てることができることから、オンラインスクールを推奨する。
公務員試験対策にどれくらいの時間・期間を充てるかは人にもよりますが、半年間から1年間くらいの間は、集中して勉強に打ち込むということがスタンダードだと思います。そして、その期間は、各省庁やその出先機関、自治体、人事院、特別区人事委員会等が実施する説明会に参加したり、人によっては大学の講義に出たりする必要もあるため、時間価値が高い期間ということになります。その貴重な時間を通学に割くことになるのはもったいないという話です。


このサイトでは以上の記事で触れていますが、国家総合職のような最難関試験を含め、広く公務員試験(行政系)で十分合格できる実力を付けるためには、おおむね1,000時間程度の勉強時間は必要になると考えています。一方で、仮に通学講座のため校舎や大学に通学する時間が片道45分だとすれば、1日で1.5時間を要することになります。1週間のうち5日間通学するとすれば、1週間で7.5時間、1か月で30時間、1年間で300時間を要する計算です。
以上の記事で触れているように、1つの専門試験科目の対策に割く総時間が100時間程度になるため、300時間といえば、専門試験科目3つ分を完璧にすることができる時間に相当します。
そのほか、オンラインスクールによっては講座を何度も見直すことができることや、立地を選ばないということも、通学講座にはないメリットになり得ます。
オンラインスクールの中でも特にアガルートが望ましい理由
さて、有名なオンラインスクールはいくつかありますが、その中でどれを選ぶかは好みにもよります。特に有名どころのうち、対照的なのが「アガルートアカデミー」と「スタディング」の二つです。いずれも素晴らしいスクールですが、端的に違いを述べると、「スタディング」が低価で必要最低限の機能に留まっているのに対して、「アガルートアカデミー」は面倒見がよく、十分以上の機能が備えられているという違いがあります。
人にもよりますが、飽くまで座学の対策のみを中心に受講したいという受験生の場合は、「スタディング」であれば、講義中心で、ESの添削や講師への質問等の回数が限られている代わりに価格が抑えられているというコースも充実しているため、相性が良いといえます。
一方で、多くの公務員試験の初学者にとっては、以下のようにプラスアルファの要素が充実している「アガルートアカデミー」の「教養+専門型ワイド・スタンダード対策カリキュラム」が安心できると考えます。このカリキュラムで半年から1年程度の時間をかければ、国家総合職を含め、すべての公務員試験対策に十分に対応できます。
大規模オンラインスクールの強みを活かしたサービスが多数
「アガルートアカデミー」の「教養+専門型ワイド・スタンダード対策カリキュラム」等の総合的なカリキュラムであれば、以下のような多数の「プラスアルファ」のサービスを享受できることが利点です。
- オンライン質問サービス【KIKERUKUN】により多数の質問が可能である。
- 公務員試験ホームルームによりオンラインでありながら情報収集も通学講座に後れを取らない。
- 各役所と連携した独自の業務説明会の実績がある。
- 模擬面接の回数が充実している。
- グループワーク対策が充実している。
- 「面接再現レポート」を活用することができる。
以上のように多数のメリットがあります。また、これら(特に独自業務説明会や面接再現レポート)を可能にしているのは、規模の利益(スケールメリット)によるものに他なりません。オンラインスクールでありながら、これだけ充実したサービスを享受できるのは先駆者としての「アガルートアカデミー」特有の強みです。
単科講座も充実している
そのほかのメリットとして、「アガルートアカデミー」では単科講座も充実しているということが挙げられます。
通学講座と異なり、開講期間を気にする必要はありませんので、必要と感じたタイミングで、その都度追加的に受講していくことができるのは大きなメリットです。
上述した「ワイド・スタンダード対策カリキュラム(フル)」によって総合的な講義を受けているが追加的に用いるのも効果的ですが、特に以下の単科講座は、独学で座学の対策を進めている人が単科的に受講するという使い方でも強くおすすめできます。
- 面接対策講座:全ての公務員試験志望者向け
- 教養論文対策講座:地方公務員、国家公務員一般職等の志望者向け
- 専門記述対策講座:国税専門官、財務専門官、裁判所事務官、都庁Ⅰ類等の志望者向け
- グループワーク対策講座:一部の地方公務員の志望者向け
- 人事院面接対策講座:国家総合職の志望者向け
- 政策課題討議対策講座:国家総合職の志望者向け
- 政策(総合)論文対策講座:国家総合職の志望者向け
- 官庁訪問対策講座:国家総合職の志望者向け
公務員試験の面接にも様々な種類がありますが、以上のとおり、人事院面接や官庁訪問に特化した個別の対策講座が用意されているのは予備校として珍しいですし、強みでもあります。
合格・内定特典がある
もう一つ面白い特長は、「合格・内定特典」の存在です。公務員試験に合格したり、その後内定を得たりした場合に、お祝い金を受け取ることができるという制度です。
さらに、合格者インタビューや合格体験記を提出するなどの特定の条件を満たした場合、受講料全額を返金するというぶっ飛んだ特典も用意されています。
評判がよい
最後に、評判がよいということです。この点については、以下で後述します。
評判・体験談
筆者は公務員試験の面接や論文指導に携わらせていただいた公務員試験の合格者に対してアンケートを行っており、そのうち「アガルートアカデミー」を活用して合格に至った方に独自取材することができた体験談がありますので、これをいくつか紹介いたします。
(体験談については、プライバシーの観点から一部伏字にしたり、文を改変したりしている部分があります。)
国家一般職(大卒行政区分)に進んだY.Mさんの体験談
- 氏名:Y.M
- 受験時年齢:22歳(大学4年生)
- 性別:女性
- 出身学部:MARCH 文学部
- 志望先:国家一般職行政関東甲信越、東京都Ⅰ類、財務専門官、千葉市役所
- 内定先:某労働局(国家一般職行政関東甲信越)
- 国家一般職筆記試験点数:教養試験25/30、専門試験28/40
- 予備校活用:あり(アガルートアカデミー)
(体験談)
・公務員を目指した理由について
生まれも育ちも首都圏であったため、首都圏内で行政に携わりたいと考え、公務員を目指すようになりました。広域の転勤がなく、特定の地域に貢献できる公務員に魅力的に感じました。
・公務員試験対策はどのように行ったか
大学3年生の春から、アガルートアカデミーのワイド・スタンダード対策カリキュラムの受講を始めました。大学では法律も経済も一切学んでいなかったため、大学3年生からサークルへの参加を控え、公務員試験のオンライン講座に専念しました。大学の単位があまりとれていなかったため、3年生の秋には普通に大学へ通っていたし、4年生の春も少しだけ講義をとっていました。時間を確保するのが大変だったため、オンラインでの受講スタイルは自分に合っていたと感じました。
・進路の決め手は何か
私の場合、特定の場所で働き続きたいという思いがあったため、その軸にもとづいて志望先を決めていました。結果的に、志望度が高かった労働局から内定が出たため、その時点でそれ以外のすべての志望先を辞退しました。
特別区Ⅰ類に進んだS.Tさんの体験談
- 氏名:S.T
- 受験時年齢:24歳(既卒・職歴なし)
- 性別:男性
- 出身学部:私立大学 政策学部
- 志望先:特別区Ⅰ類、仙台市役所、国家一般職行政東北、労働基準監督官
- 内定先:特別区某区
- 国家一般職筆記試験点数:教養試験21/30、専門試験31/40
- 特別区Ⅰ類筆記試験点数:教養試験27/40、専門試験33/40
- 予備校活用:あり(アガルートアカデミー)
(体験談)
・公務員を目指した理由について
大学時代で専攻していた労働政策や福祉政策に興味があったため。
・公務員試験対策はどのように行ったか
大学生4年生の際にも公務員試験を受験していたが、民間就活から公務員試験に切り替えるのが遅く、勉強期間は3か月しか取れなかったため、ほぼ筆記試験で落ちてしまった。憲法のスー過去さえ一周もしていなかったので、今思えば不合格になったのは当然。
その後、オンライン講座を受講して、一から勉強し直した。憲法、民法、行政法、労働法、ミクロ、マクロ、政治学、行政学、財政学、数的処理等の講座を受講したのち、それぞれスー過去を5週くらい解きなおした。公務員試験の対策は過去問集を解けるようになることが全て。でもスー過去でなくても良いと思う。ミクロ経済学とマクロ経済学は難しいのでまずは人から教えてもらった方が結果的に手っ取り早いと感じた。
・進路の決め手は何か
仙台市を除いて全て最終合格することができた。迷った結果、福祉政策のプレイヤーとして自治体に進むことに。
某省に進んだT.Kさんの体験談
- 氏名:T.K
- 受験時年齢:25歳(大学卒・職歴なし)
- 性別:男性
- 出身学部:MARCH 政治経済学部
- 志望先:国家総合職法律区分、国家一般職行政関東甲信越、東京都Ⅰ類
- 内定先:某本省(国家総合職)
- 国家総合職筆記試験点数:教養試験20/30、専門試験29/40
- 国家一般職筆記試験点数:教養試験22/30、専門試験28/40
- 予備校活用:あり(アガルートアカデミー)
(体験談)
・公務員を目指した理由について
国家公務員として、行きたいところ(某本省)があったため。制度に基づいて社会を回していくよりも、その制度を作ることにやりがいを感じると考えたため、公務員を志望しました。
・公務員試験対策はどのように行ったか
アガルートアカデミーの教養+専門型ワイド・スタンダード対策カリキュラムという講座を受講していました。筆記試験は自分に向いていたようで、7か月ほどの勉強期間で、国家総合職を含め、全て合格することができました。ただし、官庁訪問で望ましい結果が得られなかったため、翌年に再チャレンジして、無事(運よく?)採用していただくことができました。
国家総合職の官庁訪問は、一般的な面接対策では不十分だと感じました。面接の雰囲気や、実施形式が他の面接と大きくことなるからです。個人的に役に立ったのはアガルートの官庁訪問対策講座のほか、ココナラ等での模擬面接を活用したことも良い選択だったと感じました。
・その他
また、国家公務員の場合、頻繁に行われている業務説明会の類にはメリットしかないので必ず参加すべき。一度落ちた後にもう再チャレンジして受かった身としては、それも含めて公務員試験なのだとつくづく思います。
・進路の決め手は何か
1年目はとある官庁から内定を頂けたものの、第一志望の某本省に行きたかったため、2年目にもう一度官庁訪問して、内定を頂けたため、迷わずそこに進むこととしました。
あとがき
以上です。これから公務員を志す方に向けて、少しでも参考になれば幸いです。



私自身も、何度か公務員試験の受験を経験していますが、アガルートの面接講座を受講して内定に至った経験があります。