今回、小ネタ的なトピックとしてこの記事を書くことにしました。薄っぺらい内容になると思いますが、よろしければお付き合いください。
面接中に相手機関のことを何と呼べばいいのか?
とある受験生の方とお話しをしていたときに、「面接中に相手機関のことを何と呼べばいいのでしょうか」と質問を受けました。これは私見ですが、妥当と思われるのは次の1つ目か、あるいは2つ目のパターンまでだと思います。
1つ目のパターン(良い例)
1つ目のパターンは、以下のような例です。
- 「大阪市」
- 「大阪府」
- 「東京都」
- 「千代田区」
- 「財務省」
以上のように、相手の機関名をそのまま呼んでしまうというパターンです。このように当該機関の実名を用いる呼び方が、もっとも印象が良いのではないかと考えています。堅苦しくはない一方で、失礼にもあたらないため、ほどよい温度感ですね。
あるいは、以下のように略称が一般的に用いられている官庁であれば、略称を用いて呼称するのもグッドです。当該官庁の説明会等で、職員が略称を使っているかはチェックしたいです。当該官庁のことをよく知っている感じがするので、好印象です(ただし、ESや文書上では正式名称を用いてください)。
- 「こうとり(公正取引委員会のこと)」
- 「厚労省」
- 「まとり(厚生労働省の麻薬取締部のこと)」
特に国家公務員の官庁訪問では、受験者と面接官の距離が近くなるために、特にこのようなパターンが望ましいシーンが多いと考えます(下述するパターンでは少し堅苦しいかもしれません。)。
2つ目のパターン(悪くはない例)
2つ目のパターンは、以下のように、「御〇」の形式で相手を呼称することです。
- 「御市」
- 「御庁」
- 「御区」
- 「御省」
実は、私が現役受験生として公務員試験の模擬面接を受けた時、講師の方からは以上の呼び方を推奨されたことがあります。しかし、「御市」くらいならまだしも、「御庁」、「御省」等は現場では聞いたことがありませんので、やはり1つ目のパターンのような実名を用いた呼び方が無難な気がします。
3つ目のパターン(避けた方がよい例)
- 「貴市」
- 「貴庁」
- 「貴区」
- 「貴省」
ちなみに、このように「貴〇」とするのは書き言葉で用いられる用法なので、面接においては控えるべきです。公務員の世界は言葉に厳格です。厳しい面接官であれば、その場でツッコミはしなくとも違和感は覚えるはずです。
翻っていうと、受験申込書や面接カードなどの提出書類においては「御〇」ではなく「貴〇」と記すのが正解ということになります。
まとめ
簡潔にまとめると次のとおりです。
- 採用面接における2人称については、「〇〇市」、「〇〇区」、「厚労省」のように実名や略称を用いることが無難だと考えます。
以下は余談です。軽い気持ちで書いたこの記事が本サイトで有数の閲覧数を誇る記事となりました。このサイトでは、次のように公務員の面接試験について述べた記事が多数ありますので、よろしければ参考までにご覧ください。